デザインと対象が消滅した反駁

唐突にブログデザインというものは変わるものです。

変えます、変えます、やっぱり変えませーん!よりも、誰も気にしていないようなタイミングでころっと変えてしまった方が我が心象に大変心地よい風を吹き込ませるのです。

モバイルテーマも併用しているので、スマートフォンからアクセスすると何ら変化はありませんが、Web版表示やPCのブラウザから入ってくるとデザインが変わっていたりします。見た目という点では大きく変わったかと思います。

 

で、1カラムです。今までは右側にサイドバーを置いた標準的な2カラムだったのですが、1カラムにしました。このデザインは、はてなブログの機能であるテーマストアで公開されていたものを使用しています。

なんというかブログという名のメガネを掛けて周囲を見渡してみると、1カラムって少数派も少数派のように思えます。検索をかけてみれば、2カラムか3カラムかで論戦しているような人たちもいますし、ふと1カラムにした自分の心境を鑑みても、この1カラム使用者というのはまるで仙人か何かのようにも思えます。ストイックなのかもしれません。 

例えば「おいそこのキミ! 今からキミのブログを1カラムにするからな!せいぜい頑張れよ!」などというお節介野郎に絡まれて、ブログを1カラムにされてしまったら、ひとはどのような行動を取るのでしょうか。どす黒い何かが身体に纏わりついてきました、瞳のハイライトが消えます。それぐらい扱いの難しいものかとも思います。だって、目の前に映る情報は記事そのものでしか無いのですから。

1カラムでなおかつ、記事しか表示されないデザインですからね。よくあるじゃないですか、その記事についてのたくさんのシェアボタンがスクロールに合わせてくっついて来る奴とか。酷く個人的な感想をいうと、あれは悪徳勧誘業者もびっくりなしつこさがあると思います。道端でまとわりつく物乞いのように、ああ、もうそれは多すぎ、それが3カラムで両サイドにあったりしたら。あと気に入ったらこの記事をシェアとか、いいねボタンをよろしくとか。食堂でこういう人に出会ったら、頭から醤油かけたくなります。

それ自体は決して悪いことではないです。その有用性も理解していますが、私は納得はせず、それが嫌いです。私は何にも邪魔されることなく、文章を読みたい。

 

さて、1カラム。奇妙なものです、このブログに1カラム採用は何かに反発しているようにも思えます。その何かというのはまあ恐らく、ナニモノでもないのでしょう。対象はない、何かに対する反発なのでしょう。デザインを変えたことによって為す反駁なのでしょう。ただそういった反発の対象はないとはいえ、周囲の傾向潮流であったりといったものをもにゅもにゅーっと考えて、考えた結果1カラムだなと決したということはあります(ちなみに1カラム採用前に考えていたのは縦書きデザインです)。

”ブログ” というものに対して、このスマートフォン全盛、SNS全盛の時代で語られるのはPV、収益やなかんずく全般的なSEO対策であったりといったわけですが、そういったものさえも保留にしている私です。興味が無いといえば嘘ですが、優先事項ではないと考えるのも私です。

別にね、例えばこのプロブロガー本に載っているようなことに反発するのがかっこいいとか、流行に乗らないのかっこいいとか、そうやって斜に構えたことをしたいわけじゃあ無いのですよ。この本に書いてあることは、なるほどなるほどと読み込み血肉にしましたし。ただその結果それに沿うかと言われたら、ここで出した私の答えは否なわけです。

 

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さらに言えば、この1カラムのデザインではブログタイトルさえも重要な情報として扱っていません。トップには最新の記事タイトルがブログタイトルのように表示されますし。正体不明の記事郡となりつつあります。

他にもアドセンス広告は最下部、プロフィールや過去記事も最下部に位置します。そういった情報を必要とする人もいるかもしれないので、記事の最大表示数を2にして、最新とひとつ前の記事だけが表示されるようにし、スクロール地獄から人々を救おうとはしていますが。飽き飽きするほどスクロールしなければならないような記事を書いているわけですから、仕方がありません。

 

で、ここまで書いて「あ」と気がつくわけです。

別にブログの客引きデザインを気にして変更しようとしたわけではなく、何を見せたいのかを考えた結果このデザインになったというわけです。例えば私が技術を持っていてWordPressなどに移行したとしても、この方向性は変わらないことでしょう。なんせ、私が持ってる売り物は文章なのですから。

このブログにおいて最重要なもの、何を見せたいのかに該当するものは”今まさに更新された最新の記事”であるということが、今回のデザイン変更のポイントだったりします。私は私が書くものが収まるものがなんであるかに気を使い、収まったものがどのように読み手の目に映るかを考えた結果の1カラムですね。文字を見せたいんだったら、それ以外の情報は”必要ない”と踏むわけです。純粋たる、純然たる、文字との付き合い、その時間の共有というものを考えていくと、人はひどくシンプルなところに安住の地を見つけるようにも思えます。

自作テーマとか作れたらいいんですけどね。しかし、これははてなブログ。はてなブログでわざわざ有料コースにしてまで使っているかというと、このブログ自体がメッセージをシンプルに伝えるという、もっと深く考えると禅との共通点を見いだせそうな姿勢に共鳴しているからなわけです。そうすると、ブログデザインを変えるにあたっては、今回の変更というのはひどく必然なようにも思えてきます。

 

 

 

でもまあ、そりゃ、飽きたら変えますけどね。

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