iPadminiとNexus7と、リュウドのワイヤレスキーボードが2つ

 *端末はある、では入力環境はどうだ

iPadminiとNexus7を所有し、それらを主に外で使い、さらには文章も書いてみたりするわけです。そうするとどうにもこうにもぶつかってしまうのが、文章入力の利便性というもの。

 

iPadminiとNexus7を持ち歩く - なんかカラフルな生活

まずソフトウェアキーボードですが、椅子に座ってテーブルにそれらを置くことが出来る状況であれば使うことは滅多にありません。本当にiPadminiやNexus7しか持っていないならば別ですが、積極的にそれらを使っていこうという気にはなりません。7インチタブレットにソフトウェアキーボードでの快適な入力というものを求めるのがお門違いなような気もしますが、ちょっと実情を見ていきます。

まずNexus7。横向きにしたときのソフトウェアキーボードは、両手でタイピングするにはそもそも縦幅がちょい狭い。

 

標準(キーボードサイズ最大)

f:id:yukimid:20121117142732j:plain

うーん、レイアウトが微妙……。

 

Google日本語入力(beta) 

f:id:yukimid:20121117142903j:plain

これは……目も当てられない。しかもサイズが変えられない……(どこかに方法があれば……!)

 

ATOK(キーボードサイズ最大)

f:id:yukimid:20121117142225j:plain

最大にすれば打ちやすくはなるけど入力エリアが……。

 

それはもう指がぶつかるぶつかる。それゆえ誤打率は高いです。Nexus7横向きでソフトウェアキーボードを使うというのにはちょっと無理があるように思えます。それが長文入力であるならなおのことです。

 

そして、こちらはiPadmini。

 

標準

f:id:yukimid:20121117143001j:plain

 

ATOKPad

f:id:yukimid:20121117143031j:plain

 

Nexus7よりも幅があるため、単純な比較は出来ません。変換が相も変わらず"アレ"なのでATOKPadが最適なのですが、ちょっと窮屈です。両手を楽な形で着いた状態で、両手の小指が画面の外に飛び出します。これだけ聞いて、ああ…とため息をつくひともいますでしょう。

でも、打てなくはないです。打とうと思えば打てます。誤打もなく、思った文章を打ち切ることも出来ます。明らかにNexus7よりiPadminiの方が打ちやすくはある。

しかしそれでも呻きたくなるぐらいには、ストレスを受けるのです。iPadminiをiPadと比べてしまうと酷ですが、「長文入力出来なくはないけど快適ではない」という制約がある時点で、長く使えば使うほどストレスが蓄積されるのは目に見えています。

さて困った。

 

 

*ソフトウェアキーボードは使わない

そうしたときに解決策として挙がるのが「そもそもソフトウェアキーボードを使わない」ということ。私はこれしか考えていませんでした。ソフトウェアキーボードを使わないなら、ワイヤレスキーボードを使うのです。

ワイヤレスキーボードといっても様々あります。タブレットが主流になってきて、じわりじわりと増えてきたワイヤレスキーボード達です。iPadに装着できるケース一体型のキーボードであったり、シリコンを使用した巻き取り可能なキーボードとか。色々と試してみましたが、結局のところ辿り着いたのがリュウドのモバイルワイヤレスキーボードです。iPadmini専用を謳うケース一体型のキーボードがあれば、ちょっと観てみようかなともなりますが、概ね満足しているので今後もこれを使っていくことでしょう。

 

 

折りたたみキーボード トップページ

実はリュウドのキーボードとは前から付き合いがあって、数年前W-ZERO3を使っていたときにUSB接続出来るリュウドのキーボード(RBK-500U)を持ち歩いていました。今でもモバイルワイヤレスキーボードを持ち歩くということに何ら抵抗がないのは過去の経験からなのでしょう。長いこと使っているため、リュウド以外のワイヤレスキーボードに時々浮気しても結局、その携帯性と利便性からリュウドに戻ってきています。

モバイルワイヤレスキーボードのはしりともいえるリュウドですが、まず特徴なのはそのコンパクトさです。折りたたみが可能で、キーも必要最低限のものを搭載したスリムなモバイルワイヤレスキーボードです。

 

f:id:yukimid:20121117205808j:plain

 

ポケットサイズのモレスキンと同じサイズですし、これまた流行っている大容量モバイルバッテリーとだいたい同じぐらいの大きさで、モバイルバッテリーを持ち歩く気があるのであれば、「これも持ち歩けるでしょ?」と"平然と"押しつけることが出来るサイズなのです。

また後続として登場したELECOM製の折り畳み式キーボードと比較されますが、作りこみの違いなのか、打鍵したときの押し心地がリュウドの方がしっかりしています。ただ、値段との折り合いもありますでしょうから、厳密に優劣をつけることはできません。

 

 

 *2つのタブレット、2つのキーボード

RBK-3200BTi と iPadmini

f:id:yukimid:20121117213610j:plain

 

RBK-2300 BT3  と Nexus7

f:id:yukimid:20121117213647j:plain

 

今はこのふたつを使っています。しかもそれぞれ使う端末によって使い分けています。いや、キーボードを2つとも持ち歩いてはいないですけど。文章を書くときのメインはiPadminiですので、3200BTiを持ち歩いています。

 

2012年10月に発売されたRBK-3200BTiはiOS用に設計されているのでiPadminiに、元々使っていたRBK-2300BT3はAndroid用、Nexus7に使っています。なかなかバカなことをしているなあとも思いますが、ひとつをふたつの端末に使っていると、どうにも"モバイルでない"キーボードで感じないようなストレスを感じてしまうのです。

 

まずお伝えしたいところとして、折り畳み式キーボードの耐久性についてです。これについてネガティブな情報が出回っていまして、リュウドだけに限らず競合製品も折り畳む機構が壊れやすいというものです。3200BTiは入手して間もないので、なんとも言えませんが、半年以上使っていて平日はほぼ毎日持ち歩き取り出していた2300BT3は未だに壊れていません。そのひと自身の扱いの問題であるように思えますが、やはり開いた状態のまま落下させるなどしてしまうと、一発で割れてしまいそうな仕組みではあります。 

3200BTiも2300BT3もキーピッチは18mmで、ノートPCとほぼ同じサイズです。縦方向に密集しているので、縦方向のキーの間隔は狭く感じます。これよりも下のサイズもたくさんありますが、ソフトウェアキーボードで窮屈に感じていたものを、携帯性を重視しすぎたあまりモバイルワイヤレスキーボードでも窮屈な思いをするというのは本末転倒です。ストレスなく長文を書くということを考えるのであればキーピッチは18mmあった方が良いでしょう。

 

*キー配列の違い、「○○キー+スペース」切り替えの束縛

f:id:yukimid:20121117205617j:plain

 

上が3200BTi、下が2300BT3。3200BTiはMac用US配列ベースのキー配列になっています(CtrlキーがJIS配列と同じ場所にあったりします)。

iOSではJIS配列に対応していないため、使うのであればUS配列のキーボードが推奨されます。その点では3200BTiも2000BT3もUS配列で同じなのですが、iOS搭載端末ではiOS用に設計されている3200BTiを使用した方がより快適です。Bluetooth3.0に対応していたり、すぐにペアリング出来たりと、iOS搭載端末で使うに便利な機能が付いているのは3200BTiです。

3200BTiが手元に届く前は2300BTiをiPadminiに使用していました。これでも使えなくはありません。使えなくはないのですが、煩わしいことが増えます。その最大の原因が、私がワイヤレスキーボードをiOS端末で使うときに最も煩わしく思う、かな/英数の切り替えです。普段Macを使っている手前、かな/英数変換キーがスペースの両隣にないのは不便で、かな/英数変換をするにも(2300BTのキー配列で言うところの)「win+スペースを押した後にさらにスペースを押して切り替える」という手順が、"非常に"めんどくさいのです。

 

f:id:yukimid:20121117205537j:plain

 

しかしこの3200BTiはMac用US配列がベースのため、スペースキーの両隣にかな/英数キーがあります。切り替えがボタン一発なのです。すごく便利。このためだけに買ったようなものでもあります。

ただアプリケーションによっては、この「○○+スペース」を使わせるものもあり、いくらかのあきらめが必要なこともあります。現にATOKpadでは「Alt+スペース」で切り替えを行います。しかしスペースを再度押して選択する必要はなく、Alt+スペースを押せば切り替わるようにはなっています。これは2300BT3でも変わりません。

他にもモバイルワイヤレスキーボードが色々と売り出されていますが、Mac配列を採用しているものは数としては少なく、Macを使っている人間からすると唸らざるを得ない状況です。iOS対応を謳っているキーボードも、実のところMac用US配列でなくて「変換は○○+スペースの後スペースで選択」となっているものが多いです。実に嘆かわしい。

Androidがメインとするならば事は簡単です。無論iOS用の3200BTiは使いづらいです。iOS専用に設置されたキーが中途半端な存在なのです。ほとんどのAndroid搭載端末がUS配列であるために、リュウドのキーボードを買うのであれば何も考えずに2300BT3を勧めますし、他で合ってもあえてiOS対応を謳うワイヤレスキーボードを買う理由もありません。ただ家電量販店などの売り場ではiOS対応、iOS対応という文字が踊っているので、脇目もふらずにUS配列のワイヤレスキーボードを選びましょう。Android搭載端末をメインで使っていくならば、iOSのために用意された無用なキーは必要ありません。

それを考えると、リュウドのワイヤレスキーボードを買う場合、メインにする端末によって以下のような条件が考えられます。

 

 *メインにする端末によってキーボードも変わる

iOS搭載端末がメイン 

・普段Macを使っている、Win使いでもMac用US配列を気にしない

→Mac用US配列のキーボードが絶対おすすめ。

 

・普段Windowsを使っている、Mac用US配列がどうも苦手

→US配列のiOS対応のキーボードでよし。Mac用US配列に慣れてると違和感あり。

リュウド アールボードフォーケイタイRBK-200BT3 (Bluetooth HID、Windows用US配列) RBK-2000BT3

リュウド アールボードフォーケイタイRBK-200BT3 (Bluetooth HID、Windows用US配列) RBK-2000BT3

 

 

Android搭載端末がメイン

・2300BT3を選ぶべし

リュウド アールボードフォーケイタイRBK-200BT3 (Bluetooth HID、Windows用US配列) RBK-2000BT3

リュウド アールボードフォーケイタイRBK-200BT3 (Bluetooth HID、Windows用US配列) RBK-2000BT3

 ※どうしても、どうしてもJIS配列がいいのであれば2100BTJがある。

 

*キーボードは武器。外に出てたら、なおのこと。

たかがキーボードされどキーボード。毎日外に出て外で文章を書くわけですから、いかにして快適な文章入力環境を整えるかという問題については熱心に考えています。勤務先の周辺、さらに自分の勤務形態から、朝に自分の身を置ける場所は限られてきます。そうした中でなにが出来るかということ。また、そう考えても何も出来ないかもしれない私にとって、環境の整備は死活問題なのです。私に限らず日中会社勤めをして、22時23時まで拘束される人間が、それを耐えきる体力を維持しながらも(睡眠時間を極端に削ることなく)、なにかを書いていく、またそれを向上させようというのはよりいっそうの工夫と投資が必要です。であればこんなことはしない方がより自分のためになったりもするわけです(しなくていいんでしたら、眠ったり休んだりする時間に充てることが出来ますでしょう)。キーボードを選ぶこと、またそれを持ち歩くこと。自分が目指しているものが酔狂でなければやっていけないことだとしたら、自分はよりいっそう酔狂になっていたいと思うのです。