先送り爆弾

 

私も(おそらく)人間であるため、嫌なことがあったとしたらまずそれは避けたいと考えます。避けたいと考えるのは本能的な所作であるからまあ仕方がないとして、すべてがすべてそれに従っていいかといったら”そうではない”。この”そうではない”というところに多いに問題があるのですが、とかく”そうではない”状況になった時に、私は多大なるストレスを受けます。回避不可能な状況に、過去の自分が追い込み、時には周囲から追い込まれることもあるでしょう。そうともなれば、その嫌なことを避けないで取り組むか、あるいは何かを失って(本当に失ってしまうわけです、その何かはひとによりけりですが)全力で回避するかのどちらかでしょう。ただ後者のような本能に忠実なリスクテイカー、いやリスクテイカーといってももはや本能でリスクに突撃してるようにも思えますが、必ずしもその後に自分が幸福になっているかどうかの保証はますます出来なくなるわけです。対処するよりも失うものがあまりに大きい。

 

私の話をしますと、終始高圧的な態度、また”すべき”を押し付けてくるひととの対話が苦手です。日常の業務でも避けて通れるのであれば避けたいですし、業務外での付き合いというのも極力ご遠慮願いたい。しかし、ひとりですべてが完遂する仕事ではないですから、そういったひととたちと関わりを持たないと達成されない作業というのももちろんあります。はい、先送り第一候補ですねこれ。

大抵そうした先送りを行うと、期限が迫った頃に爆弾が爆発するわけです。”突然、炎上する”ことがある仕事(これについては別途考えていきたいテーマであります)で、そんな爆弾の爆発が先送りされていたら、いやはやそういったものは最悪のタイミングで爆発するものです。過去になども死地を見そうになりましたし、普段でも苦手な人が寄りにもよって激昂しているわけですから、自身の心理状態というものは最悪を通り越しているでしょう。こんなことならちょっとの我慢で、リスクを潰しておけば良かったと思う時にはもはや色々なことが手遅れなのです。

 

単純な話に落ち着くわけですが、関連する作業それぞれが始まる頃のリスクは少ないです。ただそれらが(意識できていたもの、意識できずに後に予想外なこととして扱われるもの)、時間が経つにつれて集合し、折り重なり、そして巨大なリスクとなるのです。とすればもはや、こうした当たり前のこと”早めに手を打て”という話になるわけです。解決するためには心理学的にどうだとか、仕事術で考えるならこうだという展開がこのあとに待っているわけですが、とかくこれから意識して行きたいのは「現実を直視するのは早めにしておいた方がいい」ということでしょう。直視したあとどうするかが、先送りに大きく影響しているのでしょうけど、最初の認識としてはこれを守って行けば”何かは”変わっていくでしょう。難しいものです。

 

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