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【同人者のための作業管理概説6】創作離れと方法の体系化についての雑感 #doujinhacks

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前回までで同人活動、特に字書きの創作活動をスケジューリングしていく上で基本となる考え方についてお話してきました。そして、お話してきたことを以下の様にまとめました。

 

①最も達成したいことを明確にする、「安全な入稿・願わくば早割」。

②この目標を達成するためには「同人活動以外の私生活」を把握する必要がある。

③それを踏まえ「自分のするべきこと・したいこと」を可能な限り書き出す。

④書き出したそれらを一つずつ最も達成したいことと比較して、「する/しない」を明確にする(※ここで、原稿作業が大切なのだからと全部を「しない」とするのは、お分かりの通り”相当な覚悟”があるということ)

⑤こうして原稿作業をしつつも行いたい同人活動以外のことを整理する

 

さて上記5つに整理しましたが、具体性をもってこれらをご説明するとなるとこれがまた難しい。なんせアナウンスした通りの同一な、画一的な創作活動なんて出来っこないわけでして、「みんなこうするといいよーオッケーオッケーあははー」とも言い切れないのです。これは困った。

とすると、私自身の経験をお話していくことしか出来ないのかなと思いまして。本題とは関係がない、思考のあれやこれやなのですけどね、上記5つを考えるキッカケのようなものを書いてみようかと思います。いつまでも閑話休題しない可能性もありますが。

 

*時間がないから 

私とて人間ですから、締め切りというものを”自分で設定”して、そつなくこなしては「余裕余裕」などとは言ってもいられないのです。なかなか自分で設定した締め切りを守れないですし、そりゃ、”気を抜いてしまうこと”もあります(言い訳がましいですが)。 ただそうしたことは過去の”愚行”を見ればわかりきっていたわけですから、それを今後も繰り返していくというのはあまりに進歩がないと。

それでは進歩がないと自分を戒める理由のひとつに、どう考えても作成に割ける時間が学生時代のそれと比べて減ったという実感があります。劇的なまでに減ったと。それでいて「今まで通りのやり方でいいや」などとは言ってもいられず、社会人になってからの同人活動というものは、ここにきてハードルが桁違いなほどに上がったのです。無尽蔵にあるように思えた時間は、無尽蔵にあったのではなく、ただ浪費していただけだったと。これはマズイ。

しかしよくよく考えてみたら時間が”なくなる”という事実、もはや世間一般的に”当たり前のこと”として存在しているであろうこの事実が、人々を「創作離れ」させていくのかもしれません。「作るのは時間がないから……」「イベントに行くのも時間がないから……」「読むのも時間がないから……」「と○のあなに行くのも時間がないから……」そうして人は、時間というものをひとつの契機にして同人活動から離れていくのです。それ自体は決して悪いことではないのです。ただここで私自身が思ったことは、「”好きなこと”を続ける方法はないものか」ということ。一次であろうと二次創作であろうと、その人がどのような”好きなこと”にどれだけ時間を割こうとも、その人の自由なのです。その裁量にケチをつける理由などなにひとつありません。

 

*時間がないならどうする 

では、その自由を守るためには? そう考えた時にGoogle先生に問いかけても、Google先生は曖昧な答えしか返して来ません。というのも同人活動という限られた領域の話に限らず、創作活動を続けるための仕組み(スケジューリング等)について言及しているひとが少ないのです。管理するべきことは似ているのに、なぜ仕事術は隆起して、創作(管理)術は隆起しないのか。絶対数が前者を求めるひとに比べて少ないということはありますでしょうけど、後者を求めるひとは確実にいるわけです。現に私がそうでしたし。それよかアンソロジーの企画者とか主催者って、大変ですよね。どうしているのでしょうか。その管理というものに対して。

とすると、さらに「あれ?」と思うわけです。”世の中にはひとがたくさんいるわけだから必ずしもこう言い切ることは出来ない”という前提は重々承知のうえで、「あれ? そうすると仕事で困ったことがあったら仕事術などにヒントを求めるだろうに、同人活動ではそれが起こらないものなの?」と。ハイそこ、”必ずしもみんなあなたみたいに考えるとは限らない”とか言わないの。

私はこのふたつが自然と結びついて、同人活動で困ったこと(特にスケジュール管理など)は仕事で使うような仕事術を使ってしまえばいいじゃんという考えがある程度根付いています。

 

*「○○術とかそういうんじゃないし、創作活動って」に沈黙

とはいえ、同人活動といってもあくまで個人レベルでの話ですし、複数人で構成されるサークル活動(人を抱える、協力するという意味で)はしていないわけですし、その発想たるや自分が自分の本を完成させるためだけに心血を注いだ(言い過ぎ)ものであるわけです。そう考えると、自分の知り得るところというのは、やはり”創作(単独で)”であって、自己管理術であるということに落ち着くわけです。ただ恐らくこの自己管理術というのは、なにか自分で体系的にまとめられているわけではなく、「なんとかなっているから」で済まされているケースが多いように思えます。なんとかなってるから、これを方法として整理するまでに至らない、”次もなんとかなったやりかたをすればいいわけだし”。うーん、難しい。

それを体系的にまとめ上げてシェアをしようという力がなかなか働かないところに、”自分なりのやりかたでなんとかなってるから別に大丈夫”という戸惑うような解答から、さらには「○○術とかそういんじゃないし、創作活動って」という現実に耳にした言葉が出てくるわけです(この言葉を聞いたときはくらくらと目眩がしましたけれど)。

考えること、考えること、そのすべてが難しい複雑な方向に転がっていくのは自分の強みでもあり弱みでもあるとわかった昨今。自分の創作活動もなにかこう自ら複雑にしていって、その複雑さにほくそ笑もうという自分の魂胆が見え隠れして、やれやれと思いつつ、またしても考えるべきことが増えたとひとりごちるわけです。やれやれ。

 

 

 

 それでは、どこかの誰かさん。あなたに彩のあるカラフルな日々を。

 


 

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