「ひらくPCバッグ」の”たくさん入る”よりも大事なこと

 

*一気に拡がる”ひらくPCバッグ”

入社時から私が使っている通勤バッグも2年目に入り、いよいよ買い替えの時期かなと考えていたところに私の脳髄の飢えを満たすかの如く、このバッグが登場しました。

”ひらくPCバッグ”です。

 

ひらくPCバッグ - スーパーコンシューマー

さらにこのひらくPCバッグについて以下の様なレビューも出るのですから、このバッグが手にした人々の”開いてはいけない何か”を開いてしまうものであるということは、手にする前からわかっていました。

 

「ひらくPCバッグ」は持ち歩く書斎を実現する発明だった! | Lifehacking.jp

 

 

 

 

第一陣、第二陣としてひらくPCバッグを手にした人々のレビュー記事がどんどん登場するわけでして、

 

「ひらくPCバッグ」レビューのまとめ - NAVER まとめ

これら熱のこもったレビュ一記事をご覧になった皆々さんが、開いてはいけない何か(これはたぶん物欲)を開いてしまった結果、この記事を書いている今日(2012/10/14)現在、ブラックカラーは12/21出荷分の予約となっています。すごい人気です。

 

 

 *たくさん入る”だけ”なのか

さて、第二陣としてひらくPCバッグを手に入れた私です。バッグに物を”詰めて”、土日を過ごしてみたわけです。たしかになんでも入るこの収納力は凄いです。様々なレビュー記事でも一眼レフであったり、レンズであったり、本であったり、もちろんMacBook ProやMacBook Airも。多くの人が必要とする必要十分なモノがすっぽり入ってしまいます。

 

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たくさん入れても難なく閉まる。

 

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そしてかっぽりとひらく。

カバン内部の着脱可能な仕切りはひとつにしています。

この状態でどんなモノを入れていくかというと、下の写真です。

 

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現在、ひらくPCバッグには以下のものが格納されています。 

 

【手帳・本】

・ほぼ日カズン

・モレスキン(ラージ)

・モレスキン(ポケット)

・無印モバイルノート

・ロディア

・単行本×2

 
【ガジェット】

 ・Nexus7

・ワイヤレスキーボード

・モバイルブースター

・ケーブル類
・MacBookAir (11インチ)※
 
【文具】

 ・ボールペン3本

・クリアファイル

 
【その他】

・長財布

・扇子

・ポーチ(A5サイズ・ガジェット入れ)

・ポーチ(A5サイズ・会社用品入れ)

・ポーチ(ミニサイズ・文具小物入れ)

・衛生用品

・ペットボトル1本

・折りたたみ傘(小型)

 

平日、通勤時はこのような荷物になります。休日は、ここにMacBookAirの11インチが入ります。ほぼ日手帳ユーザーにしてみたら、”ほぼ日カズン”を持ち歩き出来るということがどれほどのことかお分かりでしょう。

こうして入れたものをざっと書き並べてみましたが、重要なのはその量ではありません。どれだけ入るか、たくさん入るかというのは、このバッグにとって3番目に重要なことだと考えています。それこそ「同じサイズのカバンなら同じもんが入るだろう」という話ですし、もっと多くのものを入れたいのならもっと大きいサイズのバッグを使おうよということです。ひらくPCバッグが同サイズの他バッグと異なる点は、これらが入っているだけではなく、”使われるべくして格納されてる”ということです。

収納した状態が以下の写真。

 

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左側に手帳、本、ノートを入れています。右側にはポーチを3つ。左側の背面のポケットにはNexus7、右側にはボールペンとロディア。背面にはクリアファイル、A4サイズの書類などを入れています。私がこのバッグを使うにあたって注目しているのは、どれだけ入るかではなく、”どこに”入れたかなのです。

 

 

*入れたいものを入れたい場所に配置出来る

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もういちどこの写真を見てみます。

空っぽの状態のひらくPCバッグです。底面の厚み、バッグの形状(二等辺三角形)、その他このバッグが15インチのパソコンを難なく収納するその仕組みは、Webサイト( http://srcr.jp/010/ )の紹介に任せるとして、大容量がひとつのウリなのですから強度は信用するとしましょう(まだ販売して間もないですし)。そうすると、荷物をユーザーがどう入れるかが問題になってくるのです。

どれだけ入るか、「たくさん入る」ことは3番目に重要だと書きました。1番目と2番目は何か。まず1番目「入れたいものを入れたい場所に配置出来る」、2番目「その状態のまま運搬出来る」ということ。そして、それらを実現した上で「たくさん入る」ということなのです。

私のひらくPCバッグに荷物が入っている状態と入っていない状態を見てもらうと、このふたつの状態の違いは、私がモノを入れる前と入れた後という単純な違いだけです。しかし、この状態を他のバッグと比較してみると、このひらくPCバッグの特徴が見えてきます。

 

 

*配置・大容量……”考具入れ”としての”ひらくPCバッグ”

何も入っていないバッグの底面が平らです。本だって立てて入れることが出来ます。そして自分で決めた位置に仕切りをつけることができます。背面にはポッケが付いています。

それらはモノを”詰めるため”に用意されたものではなく、モノを”配置する”ために作られた仕組みなのです。

たくさん入るバッグはたくさんありますが、モノを配置することが出来るバッグはグッと減ることでしょう。実際、荷物を入れた後の写真をみていただくと、手帳やノートは奥から大きい順に入っていますし、ポーチはすべて大きさを揃えて入れています。また、ポーチ側のポケットにロディアなどを入れて取り出しやすいようにしたりと……。そうした配置の工夫を可能にする土台がひらくPCバッグなのです。

モノを配置する持ち運び可能な入れ物として浮かぶものは”工具入れ”でしょうか。自身が必要とするものを配置した工具入れです。この視点に立つと、ひらくPCバッグはただのたくさん入るバッグではなく、道具を配置した立派な”工具入れ”となるのです。ただ、”工具”が入ることは限られているでしょうから、ここでは”考具入れ”とします。PCも、タブレットも、手帳も、ノートも、ボールペンも……自身の知的生産活動を行う上で必要な道具です。それを自身の使い勝手の良い場所に入れておく事ができる(特に私が感動したことはノートをこの発想で入れることが出来るということです。底面の厚いバッグを使う機会が少なかったからかもしれませんが、それまでのバッグはノートというものをただ入れるだけでしたから。取り出すことまで考えたのは初めてです)。

「入れたいものを入れたい場所に配置出来る」という点で、ひらくPCバッグはその能力を発揮しています。考慮された構造。家で上記のようにあれこれ考えて入れた状態をそのまま運搬できるということ。それらを踏まえて「たくさん入る」のです。

この順を追って実現される「書斎を持ち運ぶ」ということ、しかも「なんでもかんでも」ではなく「機能的に」ということ。ひらくPCバッグを手にし、モノを”詰めて”、街なかをウロウロとし、ひらくPCバッグから取り出した時に以上のことがわかりました。これは”詰める”んじゃない、”配置”だと。

 

 

*使われるべくして入るモノ、それを配置するバッグ

ひらくPCバッグについて、私という一個人の使用における理念じみたことを書いてきましたが、 おそらく、このひらくPCバッグを”ただのたくさん入るバッグ”として使ってしまっては割高なように思えます。この価値がより一層高まるのは、自分が何を入れ、どう使うのかという”使われるべくして入るモノ、それを配置するバッグ”ということに気付いてからなのではいかと、思うのです。

長い付き合いになるでしょうから、ここにひらくPCバッグについてこう書き記します。 

 

 

 

それでは、どこかの誰かさん。あなたに彩のあるカラフルな日々を。