オオカミが現れた時、羊はいかなる行動をとるのか

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photo credit: gari.baldi via photo pin cc

 

というタイトルですが、中身はタスク管理の話。

しかし、あながち見当違いのタイトルではありません。

 

「オオカミがきたぞー!!!」

 

その一声で、大パニックに陥る羊の群れを想像してください。

それはあるプロジェクトという群れを形成する私達にも起こりうるのです。

 

 

 

緊急事態が発生し、思うようにタスクをこなせなかった。

そういうことは往々にして起こりえます。

私がそうやって言える理由は、まさにこの私がそういった状況に遭遇したからです。

 

この一週間は緊急事態に継ぐ緊急事態で、自分でもそのとき何をやっていたのかうまく思い出せません。

恐怖と混乱との間を行ったり来たり、早く終われ早く終われと念じるも、事態は悪くなるばかり。

この事態になぜ自分が巻き込まれているのか、それさえわからなくなります。

とにかく、力技で乗り切りました。

家に帰ってきても数時間後には起床して出勤しなければならない。

真夜中に夕飯を食べることも辛い。

シャワーを浴びて髪も十分に乾かさず、そのままベッドに倒れ込む。

 

”とても忙しい”という状況はその環境、程度など人それぞれですが、多くの場合このようなことになるでしょう。

空論の仕事術は通用しないと感じることもあるでしょう。

そうです、圧倒的なのです。

 

 

週次レビューが出来ない!どうしよう!

こういった毎日が繰り返された週の手帳を見返してみると、ほとんど真っ白け。

まず緊急対応中は記入さえ出来ていません。

そして帰宅後にしている日次レビューも行えていません。

日次レビューのための情報と日次レビューによる翌日への引き継ぎが全く機能しない。

そして、週次レビューを迎えているのです。

真っ白な手帳をみて第一声。

 

  

「えっ、どうしよう……」

 

 

それが起こったのがまさに今週。

そして週次レビューをする土曜日にタスクカフェが開催されたのも今週。

 

シゴタノ! 週次レビューを習慣化させたい人のための「タスクカフェ」、始めます(w/ @sawonya)

不幸中の幸いでした。

先週でもダメでしたし、来週でもダメでした。

 

 

タスクカフェのQ&Aで、シゴタノ! の大橋悦夫さんが、迷える子羊たる私の疑問に対してこのように仰っていました。

 

 

f:id:yukimid:20120512203841j:plain<緊急事態で週次レビューがボロボロです(涙

 

 

 

そういうときはチャンス > f:id:yukimid:20120512190251j:plain

 

 

 

「えっ」と思いました。

私の頭の中では「ワルキューレの騎行」が流れているのに、

 
ワルキューレの騎行

 

大橋さんの頭の中では「コンバット・マーチ」が流れているのですから(想像)

 http://www.youtube.com/watch?v=SAR1Gj67HXo

  

 

聴いて来ましたか?

それでは話を続けます。

 

 

 

最低限ラインはどこだ?

大混乱ですよ。

だって、こんな緊急事態に押しつぶされそうなのに、それを「チャンス」だなんて!

大橋さんはさらに続けました。

 

 

 

f:id:yukimid:20120512190558j:plain< 最低限やらなければならないことの見極めがシャープになる 

 

  

緊急事態が発生している時こそチャンスというのは、つまり「最低限本当に大事なことのみを行う」ことが出来ると。

よくよく考えてみたらこれは、緊急事態というのは自分で構築したタスク管理システムの耐久度テストなのかもしれません。

平常時に行なっていたことの断捨離を行うことによって、自分の必要最低限を知ることが出来る。そうです。

しかし、緊急事態に陥ってしまったときに、すぐに切り替えることが出来るのでしょうか。

  

 

f:id:yukimid:20120512190558j:plain<普段からラベル付け。みんな同じに見えないようにしておく。

 

 

さらに、ライフハック心理学の佐々木正悟さんが続けます。

 

「書きだしたことは決まって混乱している。

それと整然と記録されたTaskChuteを見比べる。

雑然と整然を見比べる」 

 

f:id:yukimid:20120512191020j:plain<そのなかでどうしても片付けないといけないことは?

 

 

 

 

 

 

 

O(オー)

 

 

 

 

 

M(マイ)

 

 

 

 

 

G(ガッ)

 

 

 

 

 

※イメージ画像

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photo credit: PATierney via photo pin cc

  

これを聞いた時、脳天に稲妻が落ちる思いでした。

「これだ! これだ!」私は拳を天高く掲げ叫びました。

私にとってこのお二人のこの言葉がいかに衝撃的だったかお分かりでしょうか。

この言葉で、解答まで導きだせてしまったのです。

 

まず、 私が緊急事態だと思って対応していたことはすべて外的要因です。

直接には関与していないところからのキラーパスで、自分では予見できませんでした。

それの仕事を渡されたとき、私はこう考えました「なにから手をつければ……」

 

 

オオカミが来ても、この羊は走るべき方向がわかっている

ここに解決の手があります。

私はそれら緊急事態な複数の仕事を並べた時に、すべて同じ”緊急事態”に見えてしまったのです。

なぜそうなったかというと、平常時での仕事・タスクのラベル付けに注力していなかったから(または曖昧な判断基準で付けてしまった)。

 

ラベル付けをする。

それはツールなどの機能としての”ラベル付け”だけでなく、自分の頭の中で判別するときの”ラベル付け”なども言えます。

私はどちらかというろ、後者の認識についての衝撃が大きかったです。

TaskChuteやToodledoでも意識はしていましたが、それらはひとつの機能に過ぎませんでした。

さらに分類していたと思っていたものは、実は、分類ができていなかったのです。

 

平常時に、目の前に並んだ事象やタスクが”タスク”というボヤボヤした大きな枠でひとまとめに見ないこと。 

それぞれをラベルを付けて個として認識し、集合させるものは集合させ、並べ替えるものは並べ替え、実行するものは実行する。

 

混乱とした状況に飛び込んだとき、すべてが混乱する中。

淡々と記録をし続けるTaskChuteと、私の頭から吐き出されたもの。

それを見比べて、状況報告を自分に返す。

 

 

なるほど。

緊急事態がゼロになる、未来永劫起こらないというのは ありえません。

形を変えて数を変えてまた私に振りかかるでしょう。

そのとき、それを乗り越えた振り返り時に、

「なにをしたらいいかわからない」

そんなことがないように。 

 

この学びを起点に、根底に、他の仕事術やライフハックを見なおしてみる。

ちょっとワクワクするものがあります。

来て欲しくはないけど、今度来たら見てろよ。

緊急事態。

 

 

 

「オオカミがきたぞー!!!」

 

 

 

それでは、どこかの誰かさん。あなたに彩のあるカラフルな日々を。