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働き出して1年、「今の自分を救うのは過去の自分」ということを新入社員に言いたい

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photo credit: splorp via photopin cc

 

入社して1年になりました。

配属は7月からで、今の職場には9ヶ月いることになります。

システムエンジニアという職種の人間になって9ヶ月ということなのですが、私としてもこの1年は激動でありました。

うまくいったこともうまくいかなかったことも。

理不尽さの中で身を引き千切られるような思いもしました。

でもこの時期だからというわけです。

年度最後の日。

自身が1年目で、自分のこれまでを整理する機会、また新入社員となるひとたちに向けた記事が書けるというのは。

この9ヶ月で考えた、働くためにはなにが必要なのかということを書いていこうと思います。

 

 私は働く上でのすべてのことは”メソッド化”出来ると考えています。

どんな例外な事象でもメソッドの組み合わせで処理することが出来き、それらメソッドを組み上げて新たな方法を生み出すこともまたメソッドなのです。

これは人との関係にも言えると考えています。

(人間関係にメソッドなんて煩わしい!ということもあるかもしれません。

私、なかなかの人見知りなので、ものすっごいエネルギーを使うのです。

だからエネルギーを使わなくていいところは使わないような仕組みを作っておくというのが大事なのです)

このメソッド化ということを踏まえて、これからの自分に、またこれから働くひとたちに何が言いたいかというと以下の3つです。

 

 

1.その日にやることはスタート前に整理しておく

夜ふかしが嫌いな人間で、大学時代は夜通し遊びふけるなんてことは断じてしなかった私ではあります。

働き出すにあたり生活面で何か改善しなければならない、ということは特に無かったのは幸いでした。

むしろ早起きの習慣は強化され、「やばい!30分も寝坊した!」と飛び起きても、会社には8時頃に着いているという生活です。

8時前には会社にいてコーヒー飲んでるとひとに言うと、往々にして苦笑されます。

ただこれにはわけがあって、理由もなく前業をしているわけではないのです。

 

始業までの1時間を使って、私は「モレスキンに今日のアクションを色々と書きだす」「ほぼ日に今日達成しときたいことを書く」「TaskChuteにタスクを入力する」「ストレッチをする」ということをしています。

ざっと30〜40分。

しかもこの1時間は誰もいない、音もしないフロアで集中することが出来るのです。

おもいっきりストレッチしても誰も見ていないのです(掃除のおばちゃんは見ていますが)

 

仕事モードでありながら自分一人になれるという時間は、私には朝しかありません。

日中はフロアを離れて仕事なんてことが出来ず、まさに自分のデスクにがんじがらめに縛られる仕事です。

喧騒のフロアで集中するということがムズカシイのはわかりきったことで、

ここで「じっくりタスクの整理」なんてことが「自分の心配事がなくなるまでやる」なんてことは私には無理です。

だからといって、皆が帰った後に自分の時間を確保するなんてことはもってのほか。

「今日やることを始業前に整理すること」と「明日やることを前日の終業前に整理すること」は同義ではありません。

鞭打つようにして翌日のタスクに頭を悩ませてはいけません。

形式にこだわらず俊敏に済ませてとっとと帰りましょう。

 

自身がその日の仕事を効率よく遂行するために必要な準備、それに自分がどれくらいかかるのか。

それをどこに確保したらいいかを考えたら、自ずと朝になりました。 

この日課が今後働いていくうえで大事な基盤になったことは、この1年間の成果だと思っています。

 

無理な早起きはお勧めしませんが、仕事が始まる前にその日にやることを整理するという習慣を身につけることはお勧めします。

なおかつそれを集中できる空間で行うこと。

その日にやることがスタートの段階でわかっているということは、その日1日の仕事の質を大きく変えます。

遅刻ギリギリに駆け込んできて「うわあ仕事仕事」といきなり思いつくままに仕事を始めるなんてことは、愚の骨頂です。

 

  

2.タスク管理は「自分はいま何をしているのか」を記録することから始める

どういう行動をしていくのか、またどういう行動をしたのか。

記録することにも相まって、タスク管理の重要さを切に感じました。

これは初っ端から「GTDだ!」「TaskChuteだ!」という話ではありません。

タスク管理についてやってはいけないのは、わからないからとりあえずツールに飛びつくということ。

タスク管理のツールはタスク管理がなんぞやということが、ぼんやりとでもわかってきてから使い始めた方が効果的です。

 

まずはノートとペンがあれば出来ます。

そして何をやるかというと「自分がしていることはなんなのか」を書いていくことです。

「自分がしていることはなんなのか」とはバカバカしく聞こえますし、それをノートに書きだしたりするのはなおさらバカバカしいかもしれません。

「忙しいんだから作業したほうがいいじゃんか!」と思うかもしれません。

しかし「今自分がなにをしているのか」を把握したうえで作業をするというのは、その作業の質を左右します。

何も考えずに手をつけた作業は決まって、途中で何をやっているのかわからなくなります。

何時間も続けなければならない作業や、様々な工程を複数回繰り返したりする作業を、現状把握もせずにどうして進められるでしょうか。

途中から割り込みのタスクが入ったりでもしたらもう大変です。

 

「自分が何をしているのか」その作業に名前を与えて、明確にしておく。

簡単な作業でも名前を付けられるようにしておく。

こういった習慣が出来上がると、ちょっと複雑だったり急な作業依頼であっても、混乱することなく手順を考えることが出来るようになります。

この先さらに複雑化する仕事に、頭の中にある「記憶だけ」で対処していかなければならなくなるのはとても恐ろしいことです。

 

 

3.ノートなどへの記録は自己の成長ため、自己防衛のために行う

ノートなどに記録するというのは自分の成長のためでもありますが、視点を変えて自己防衛のために必要です。

「あれやったっけ?」「いや、やったって言ったよね?」「○○さんがやるって話じゃなかったっけ?」などという会話が平気で飛び交います。

そんな会話をふっかけられ、「やってって言われたかなあ…」「言われてないよなあ…」などと頭を悩ませて、落ち込んでしまうわけです。

 

それは全くもって仕事をしていく上では必要のない悩みです。

記録というものがなかったというだけの話で、それに対してあなたがうんうんと頭を悩ませる必要はまったくない。

ただ”覚えていなかった”という話なのですから。

言ったか言わないかに関わらず、言ったと思って話を始められると言ったことになってしまうのです。

人間の記憶力はそんなものです。

 

記録をするために、私はノートを用意しています。

使っているのはモレスキンのラージサイズ。

この9ヶ月で仕事に関する1,000ページ分の記入をしました。

後で読み返せるように走り書きはなるべくしないようにし、見開きの左上には日付スタンプを押して。

デジタルツールをおおっぴらに使えない職場だから致し方がないのですが、ノートを使うわけですから当然検索性には優れません。

ただ、直近1ヶ月ぐらいの記録なら引っ張り出すことが出来ます。

書かれることは業務メモであったり、作業手順であったり、頼まれ事であったり。

特に大事なのは会議でも何でもないときに生じた頼みごと頼まれ事です。

「言ったよね?」と言われた時も、こちらから問いかけて「覚えてないなあ」と言われた時もそのメモが自分を救います。

 

ノートに記録をしていく私でありますが、それでもノイズが降り掛かってくることもあります。

例えば「ノートを見てみましたけど」とノートをめくりながら言う、というのは”記録をしない人”からしたら「生意気な」ということなのかもしれません。

過去にノートに記録をしていないことを問われたことがあって、「ノートの意味ねえな」と嘲笑されたことがあります。でも実際はそんなものなのです。

 

ただそれに屈していたら、いつか自分に手痛い仕打ちがやってきます。濡れ衣と言ってしまいたくなるような責任転嫁です。

これは自分が仕事をしていくうえで全くもって気にする必要がない、むしろ無視をしてもいいぐらいのノイズです。

こういう問題に直面したら記録を引っ張り出してきてとっととその事象から離れる。

そうでもしないと、とてもストレスフルな生活になってしまいます。

ですから、”記憶力を競う超人選手権”からは早々にリタイアしましょう。

 

 

 

長々と3つのことを書いてきました。

恐らくここに書かれたことがそもそも実行不可能な職種の人もいるでしょう。

迷った時の対処法、特に新人と言われるような時期に必要なこと。

それらを実行していく土台となる考え方として言えるのは、「今の自分を救うのは過去の自分」ということです。

それゆえに「未来の自分を救うのは今の自分」なのです。

過去を参照し、今を真剣に考え、未来を思い描くこと。

それらを具体的な行動に落としやすいようメソッド化する。

これから、これからも働く上でそのメソッドを考え、仕事に活かしていくことが大事なのです。

 

 

 

それでは、どこかの誰かさん。あなたに彩のあるカラフルな日々を。