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モレスキンはメモの棺桶?棺桶を連れて歩くのか(後編)

モレスキンに花束を 

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photo credit: Achifaifa via photopin cc

 

メモを取っているけれどそのメモは未来永劫読み返されることのない、死蔵したメモが納められる黒棺ことモレスキン。

黒棺に花束を添えるまえに、するべきことはまだまだあります。

前回はモレスキンのページにどんな情報を与えるかというところまで紹介しました。

モレスキンはメモの棺桶?棺桶を連れて歩くのか(前編)

 

 

Evernoteにモレスキンを接続

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photo credit: othree via photopin cc

 

情報タグとしてチェックボックスの横に書かれた情報をそのままEvernoteに書きこんでいきます。

重要なのはモレスキンの1ページに対して、Evernoteのノートもひとつということ。

最初からあれこれ書きこんでしまうと管理が面倒なことになるので、1対1の対応にします。

モレスキンのラージサイズは1冊240ページほどありますので、ノートの数は1冊に対して最大でも240個ということになります。

2冊も3冊も入力していかなければならないのでしたら話は別ですが、この程度の入力作業は容易い話です。

では前回例示した以下のメモを入力してみましょう。

 

(1)◯月◯日の定例会議の段取りメモ

(2)月末までの作業を整理したメモ

(3)Aさんからのメールの疑問点

(4)新年会の日時を走り書いたメモ

(5)ふと思いついたタスク

 

これらが書かれた1ページをEvernoteに登録していきます。

まずノート名にはページ番号を記入し、中には箇条書きでキーワードを入力します。 

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これだけです。

なんと簡単なことか。

  

続いてノートの検索です。

仕事中に探したいノートがあった場合、目の前のノートをパラパラとめくるのではなく、iPhoneを取り出します。

iPhoneアプリのwithEverを使用し、探したい情報が書かれているであろうノートを探し出すのです。 

withEver App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥85

 

この場合「定例会議」と検索をかければ、定例会議について書かれたノートが引っ張られ、検索一覧で該当ページの項数を知ることが出来ます。

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これだけです。

なんと簡単なことか。

このページ番号を頼りに、目的のメモを探し出します。

 

しかし現状ではwithEverで一覧できるのは記入されている可能性のあるページ番号のみです。

例えば「定例会議」の中でも、「この日付のこの内容」といった同一キーワード内でのふるい分けが出来ません。

一覧されたページが多くなれば多くなるほど、そこから探す手間も増えていきます。

スマートではありませんね。

 

さらに言えば「どこに書いたのかもわかんないし、いつ書いたのかも、タグになんて書いたかも思い出せない。だけどなんとなくこんなことは書いた気がする」という状況に全く対応出来ません。

そうなってしまうのはそれこそ半年前のことを思い出そうとしている時かも知れません。

この方法では直近のこと、つまり記録されていることに対する記憶が、朧気であっても完全に忘れてしまっているわけではないという状況で使えるのかもしれません。

 

忘却の彼方に飛ばされた記憶を呼び戻す仕掛けがない、というのが課題です。

改善のしがいがあるというものです( 改善点しかなーい!

 

 

モレスキンは仕事に使えるのか

……なんて言ったところで使う人はその人の使い方で使います。

結局のところ綴じられた紙の束であれば何だっていいことのです、その人の使い方なら。

頑なに「モレスキンがいいんだ!モレスキンじゃなきゃダメなんだ!」というモレスキン原理主義者でもないです。

要はモレスキンであろうとなかろうと、”書いたものを書きっぱなしにしない習慣”がある上でノートを仕事に活かせるというステップを踏み出せるのでしょう。

それが何に書かれているかを考えたときに、モレスキンのようにしっかりした作りのノートの方が「なんかさまになっていいじゃん」「ハイ、仕事用ノートに採用」ということなのです。

 

私にとってモレスキンを仕事で使う価値というものは、使っている最中にはそれほど意識はしていません。

価値を意識するのは使い終わった後。

堅牢で、規格が揃っていて、なおかつ保管している状態が”なんとなく”さまになるのがモレスキン。

使用後は然るべき場所に保管されることが前提になるので、使用中のモレスキンにも頭を使います。

とにかく情報を死蔵させないこと。

仕事用モレスキンを使うときには、「保管される」「検索される」これらの前提に基づいた使い方となるので、これまでに書いてきたような手段で”なんとか”やっている状態です。 

モレスキンは自由です。

でも仕事でモレスキンを使うのであれば、それにはきっと、明確なルールと仕組みが必要になってくるのでしょう。

でなければ、仕事で使っていたモレスキンは黒い棺桶となって本棚に納められることに……!

 

 

それでは、どこかの誰かさん。あなたに彩りのあるカラフルな日々を。